tooru001's diary

写真家 山本 透の写真と文章による日々の記録

目標と目的(近代化の分業)

ネット関係の業者とのやり取りがひと段落していいるところです。

ここまであったの経緯などを踏まえて、少し振り返ってみたいと思います。
どうやってみつけたのか。営業が私を見つけ、気恥ずかしくなるような褒め言葉やら、盛んに勿体ないやらともっと多くの人に見てもらうべきだと、HP作成を勧めてきます。わざわざ都内から土浦に何度か足を運んで下さる方、自宅まで車で来て下さる方までおりました。
例えば、車を買うとしたとしてもここまでやる人は居ませんよね。

Zoom会議でも、〇ネットタカダ以上に、こちらを持ち上げ自社の商品のプレゼンをしてくれます。営業だから当たり前なのでしょうが、私だって担当者以上に色々な経験を重ねて生きてきましたので、そううまい話などないことは重々承知しておりますし、そう簡単にひっかるほど単純ではありません。

亡くなった母が行っておりました。「口三寸で要らない物を売りつける」そうなんです。私には、「合った方がいいかも」といういわゆる心の隙があったのでした。そのわずかな隙をつかれて相手のペースに乗せられて見た結果が、今の状態です。

さて、別に被害を受けたという話をしているのではありません。出来上がりも満足のいくものです。ただHP管理が分かりにくく更新しにくいといいう点を除いてですが。

厄介なのは、営業から制作へ完成納品となるのですが、どこも作っただけではダメで検索上位に出なければ集客出来ないということで、対策でまた別の担当が出てくるのです。営業の目的は、HPの契約を取る事でしかなく、あの一緒に頑張りましょうとか熱のこもった方はどっかへ行って、私の目標である優れたHPによる営業とは似て非なることなのです。

写真家としての私の知名度は、ググって頂ければお分かりだと思います。
つまりSEO対策その他のネット対策を色々試しているのですが、それでも私の目標には全く達することができません。

おまけに、膨大な金をつぎ込んでいるので引くに引けないという、有様でして、そこにまた別の業者が入ってくるという。無限ループ状態です。

リアルでの仕事があるので、まだましですが、ネットからの集客はビックリするほどありません。何ともすごい実態でして、誰にどう言って良いやらも分からないのが本当のところです。

拙著『表象の地平』に予見していたように、

「利害のもとに消費され摩耗してきたのは写真だけでなく、言語もまた同様であり権威につながらぬ名も無き者の言葉は、往々にして黙殺されるばかりか、写真においては排斥される。」2000.09.09~09.11

23年前に予見していた通りの状況になっているのでした。